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【採用担当必見】応募数が増える!動画活用×採用マーケティング

採用活動において、動画は企業の魅力をダイレクトに伝える最強のツールです。
しかし、ただ動画を作るだけでは意味がありません。
動画は目的別に設計・活用することで、はじめて本来の効果を発揮します。

本記事では、「認知」「検討~応募」「内定承諾」の3つのフェーズに分けて、
どんな動画を作るべきか、何を意識すべきかを徹底解説します。

【フェーズ①】認知を広げるための動画

◆ こんな課題を抱えていませんか?

  • 企業名を知られていない
  • 求人を出しても応募が来ない
  • 説明会の参加率が悪い

そんなときに有効なのが「認知のための動画」活用です。

◆ 効果的な動画の種類

  • 会社紹介動画
  • 商品・サービス紹介動画
  • 社員インタビューのダイジェスト動画

◆ ポイントは「リアルさ」より「印象重視」

このフェーズで効果的なのは、現場のリアルを伝える動画ではなく、CMのようにイメージを重視したコンテンツです。
企業のブランドやビジョンを視覚的に魅せ、「印象に残る」ことを最優先にしましょう。
大切なのは、求職者の心にインパクトを与え、「気になる」「もっと知りたい」と感じてもらうこと。
第一印象で惹きつける――そんな動画が、認知拡大に大きく貢献します。

◆ 制作時のポイント

  • BGMや編集でテンポよく仕上げる
  • キャッチコピーやキービジュアルで印象付ける
  • 短くインパクトのある構成(30秒~1分程度がベスト)
    ➡映画の予告のようなイメージ

【フェーズ②】応募を後押しする動画

◆ 認知は取れているのに応募が来ない…

このフェーズで多くの企業が直面する課題は、「興味は持たれているのに、応募には至らない」という求職者の心理的ハードルです。
その壁を乗り越えるために有効なのが、“リアルを伝える動画”の活用です。

スタイリッシュなオシャレを意識した企業紹介動画は数多くあれど、
実際の業務風景や働く人の姿をリアルに見せている企業は、まだごくわずかです。
応募に結びつかない理由の多くは、「実態が見えない」ことへの不安にあります。

SNSへの作業風景の投稿も有効ですが、リアルな雰囲気や日常の温度感を伝える手段として、動画は圧倒的に優れています。
“気になる”から“応募してみたい”へ──その一歩を後押しするのが、リアルを映す動画なのです。

◆ 効果的な動画の種類

  • JOBミエ
  • 社員や経営者のインタビュー動画
  • 社員の密着型ドキュメント

たとえば「JOBミエ」のように、1日の仕事風景をありのまま見せるスタイルは非常に効果的です。
企業の強みや魅力ばかりを一方的に伝えるのではなく、日々の働き方や職場の雰囲気といった“リアル”を見せることで、安心感や信頼感を生み出しましょう。

他にも有効なのが、「社員や経営者のインタビュー動画」や「社員の密着型ドキュメント」です。
ただし、あらかじめ用意された台本を読み上げるようなインタビュー形式は
かえって「つくられた印象」を与えてしまい、
逆効果になる恐れがあります。

実際、そのような形式の動画を制作している企業は多いですが、視聴者にリアルさや信頼感は伝わりづらくなります。
本人の言葉で語られる“本音”こそが、リアルを伝え、共感を呼び、応募の後押しにつながります。

【フェーズ③】内定承諾を後押しする動画

◆ 内定辞退の主な理由とは?

  • 条件面での不安(給与・待遇)
  • 他社との比較
  • 将来の成長イメージが描けない

実は、これらを直接、動画で解決することは難しいです。

◆ しかし「未来を予感させる企画動画」は効く!

このフェーズで活用したいのが、社内の雰囲気や文化、未来への期待感を醸成する「企画動画」です。

例えば、お菓子メーカーであれば、専門家やタレントを招いて
全国の店舗から“ナンバーワンのお菓子職人”を決めるイベント
を開催し
その様子を映像化することで、ブランド力や現場の熱量をリアルに伝えることができます。

一方で、コンサルティング会社や営業代理店など、商品やサービスが目に見えにくい業種であれば、
「店舗対抗運動会」や「部署対抗借り物競争」などを企画し、社員の人柄や職場の雰囲気を可視化することが効果的です。

何より大切なのは、「この会社に入れば、きっと自分にも明るい未来が待っている」と
求職者にワクワク感や希望を抱かせることです。
会社を単なる“仕事をする場”ではなく、自分の人生を彩る舞台、
可能性を広げるステージとして捉えてもらうことが、応募の背中を押す大きな力になります。

◆ 制作時のポイント

  • ワクワクする演出や企画構成
  • 可能であればタレントなど起用も考えて、YouTubeへアップしても視聴回数が見込める構成にする
  • “楽しそう”な雰囲気を全面に出す
  • 編集にストーリー性をもたせる

【まとめ】動画制作はフェーズごとの戦略設計がカギ!

◆ 動画制作の基本戦略まとめ

フェーズ 動画タイプ 重視ポイント
認知 会社紹介/CM 印象・ブランド訴求
応募 JOBミエ型/密着 リアリティ・共感
内定 企画動画 期待感・カルチャーフィット

動画は万能なツールではありませんが、活用次第で大きな効果を発揮します。

「すべての企業が同じ動画を使えばいい」というわけではありません。
自社の課題と向き合い、どのフェーズで、どんな映像が効果的なのかを一緒に考え、最適な採用動画を作っていきましょう。